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【レストアスクール】パンヘッドのエンジン組立とXLCHの足回り整備

1950FL O様

本日はエンジンの本組みに向けて、ボルト・ナットの点検と調整から進めていきます。

非常に地味で手間のかかる作業ですが、エンジンを車体に搭載し、いざ組み付けようとした段階でボルトやナットに不具合が見つかると、再びエンジンを降ろして分解することにもなりかねません。そのため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

特にスタッドボルトは、規定トルクで締め付けた際にねじ山が損傷して抜けてしまったり、ボルト自体が折れてしまったりすることもあります。組み付け前に、指定された締付トルクに耐えられるか確認しておきます。

1950FLパンヘッドのエンジン組立前にボルト・ナットを点検する作業

1950年式ハーレーFLパンヘッドのエンジン部品と締結部の点検作業

パンヘッドエンジンの本組みに向けた部品の調整と組付け準備

ボルト・ナットの点検と調整が終わったので、ギア類を組み込んでいきます。前回の作業で仮組みと確認を済ませているため、問題なく進められます。

写真は撮り忘れましたが、ブリーザーギアのシム調整も完了しています。

1950FLパンヘッドのクランクケース内部とギア類の組付け状態

続いてオイルポンプを調整しながら組み付けていきますが、チェックバルブとリリーフバルブがどちらも固着していました。取り外しには苦労しましたが、何とか取り出すことができました。

パンヘッドのオイルポンプに固着したチェックバルブとリリーフバルブの分解整備

チェックバルブのすり合わせを行います。この部分の座面に問題があると、エンジン停止中にオイルタンクからクランクケース内へオイルが流れ込む、いわゆるウェットサンピングの原因になります。

1950FLパンヘッドのオイルポンプチェックバルブのすり合わせ作業

オイルポンプのギアの高さを測定します。測定結果に特に問題はなさそうです。

パンヘッドのオイルポンプギアの高さを測定器で確認する作業

残念ながらオイルポンプのスタッドボルトが1本折れてしまったため、オイルポンプの組み付けは次回に持ち越します。

作業を切り替え、バルブガイドの外径調整を進めていきます。

旋盤を使用したパンヘッドのバルブガイド外径加工

パンヘッドのバルブガイドを旋盤で外径調整する精密加工作業

1955FL Y様

前回までにカムギアブッシュの製作を終えていますので、今回はダウエルピン用の穴加工を進めていきます。

1955FLパンヘッドのカムギアブッシュにダウエルピン用の穴を加工する作業

ボール盤を使用したパンヘッドのカムギアブッシュの穴加工

続いて、オイル穴のテーパー加工を行います。

1955FLパンヘッドのカムギアブッシュにオイル穴のテーパー加工を施す作業

加工が完了したので、カムカバーにブッシュを圧入していきます。

1955FLパンヘッドのカムカバーに製作したカムギアブッシュをプレスで圧入する作業

1973XLCH K様

33.4mmフロントフォークのオーバーホールが完了し、6インチオーバーのインナーチューブを組み込みました。ハンバーガードラムのオーバーホールも完了しています。

1973XLCHアイアンスポーツスターに組み込んだ6インチオーバーの33.4mmフロントフォーク

1973年式XLCHのロングフロントフォークとオーバーホール済みハンバーガードラム

1973XLCHの6インチオーバーフロントフォークとハンバーガードラムの組付け状態

オーナー様は、さらに鉄仮面の取り付けをご希望です。ただ、そのまま取り付けられるわけではなく、それなりの加工が必要になりそうですね。

1973XLCHのロングフォークに鉄仮面タイプのフロントカバーを仮合わせした状態

アイアンスポーツスターの33.4mmフロントフォークと鉄仮面カバーの取付位置確認

最終更新日時:

Author:エージェントY

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