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【レストアスクール】クランクケースラインチェック他

レストアスクールご入会のI様8日目

本日はクランクケースのラインチェックとバルブガイド周りの計測を進めていきいます。

クランクケースのマッチングが大切、マッチングは偉い!というのを聞いたことがあると思います。なぜマッチングが大切なのでしょうか。

価値が高いから?

まあ、それが一番多い回答かと思います。確かに売り買いする立場からするとマッチングとアンマッチでは価格に大きく差がでます。しかし、その真意は、工場での製作時に左右のクランクケースを組んだ状態でクランク穴をボーリングすることで、クランク穴の芯(ライン)が出るという事になります。当時の製作方法だとクランクケース毎に穴の位置が微妙にズレてしまうのです。したがって、別のクランクケースを組み合わせると微妙に(時に大きく)、芯がずれてしまいます。芯がズレるとクランクがスムーズに回らず色々と大きな不具合が生じます。

後からこの芯を出すという作業が非常に大変なのです。加工費や工賃、時間もかなり掛かってしまいます。したがって、マッチングだとありがたい!というのがエンジニアの心情なのです。まあ、マッチングでも大きく芯ズレしていることはあり得るのですが・・・。

 

ということで、長くなりましたが、芯ズレ、ラインチェックをしていきます。

クランクケースを熱々に熱してラインチェック治具をセットします。

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左右ともセットしたらラインチェック用のロッドを通します。アンマッチ等でラインが大きくズレていると全く通りません。

本車体は通ったけど、手ではスルスルと回らずチャックを付けると回りました。計測データでは左右のベアリングレースが微妙に楕円になっていたので想定通りです。

とりあえず、マッチングで間違いなさそうですね。パン、ナックルだと精巧にマッチングナンバーを偽造されていることもあるので良かったです。ラッピングでスルスル回るように修正しましょう。

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熱し待ち、冷まし待ち中にダイナモの動作チェック。モータリングして回ったので問題なし!このままでも大丈夫なのですが、念の為、消耗品チェックもしたいので後ほど分解してオーバーホールもしましょう。

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続いて忘れていたバルブ周りの測定をしていきます。

バルブは、インテーク・エキゾースト共に0.1弱減っていたので交換します。

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バルブガイドも新品バルブサイズから0.1程度広がっていたので交換します。

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ということで、バルブガイドを抜くために徹底的にカーボンを落とします。カーボンが残っているとヘッドのアルミに大きなダメージを与えてしまいます。
ある程度、剥離剤でカーボンを落とした後、重曹ブラストで洗浄します。

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ビフォー、アフター

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おっと、リア側にクラックがありましたね(TT)ここはあるあるです。修理しましょう。

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お疲れ様でした。次回は今度こそラッピングですね。

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最終更新日時:

Author:エージェントY

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