1954 KH Model-K
1954年式 KH MODEL-K 販売車両のご紹介です。
6年間のみ生産されたスポーツスターの原型・始祖であるKモデル、大変希少な車両、KHです!
本車両は、アメリカ メリーランド州で最近まで実際に走行されていた車両となります。
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1954年KHは1579台の生産です。現存するのは何台あるのでしょうか。本車両は非常に純正度が高くアメリカでも中々出てきません。
外装はかなり昔に施されたオールドペイント。写真では分かりづらいですがオレンジ掛かったレッドで、ぜひ現物を見ていただきたいと思える素晴らしいカラーです。
本車両はKモデルの中でもKHとなります。1952年から53年のKは750ccですが、1954年からのKHはボアアップ、ロングストローク化により888ccとなりました。750ccでは物足りなかったパワーが改善されてます。
1957年以降に販売されるアイアンスポーツよりはエンジン自体のパワーはありませんが、サイドバルブの利点である軽量ヘッドにより、取り回しやバンドリングの良さが病みつきになります。
1953年までのKは圧入クランクピンでしたが、1954年のKHからはビックツインやアイアンスポーツと同様にテーパークランクピンが採用されました。また、カセットミッションも採用されたので、今までミッションを修理するのにクランクケースを割らないとできなかったメンテナンス性の悪さが解消されています。
さて、ここで歴史を少し紹介します。
1950年代に入り、トライアンフ、ノートン、BSAといったイギリスの オートバイメーカーが続々とアメリカに進出し瞬く間に人気を博しました。また、レースの世界でも高性能のイギリス車が台頭しはじめてました。
これらに対抗するため、ハーレー社はイギリス車に採用されていたフレームを参考に、2本のダウンチューブを採用しハーレー社初となるスイングアーム、油圧式サスペンションを備えたダブルクレードルフレームを開発しました。俗に言うKフレームです。
また、腰上は旧時代的なサイドバルブではありましたが、従来のミッション別体型からクランクケースとミッションを一体化させ駆動系効率と強度を上げた仕組みを開発しました。
さらに、フロントにはテレスコピックフォークを採用し操作系を従来のフットクラッチ&ハンドチェンジから、左手によるクラッチ操作と右足ギアシフト、左足リアブレーキの方式となりました。
こうして、当時の最新技術をすべて投入したハーレー社の意欲作であるモデル「K」が、1952年に満を持して販売されました。
なお、ビックツインでは、スイングアーム、油圧式サスペンションを搭載したパンヘッド デュオグライドの誕生が1958年でした。
まさに、ハーレー社にとって画期的なモデルとなったわけです。
セラーはオリジナルマイルの可能性があると言っておりましたが定かではありません。
キャブレターはリンカートM53。1954年はM53-A1が純正ですが、53年までのM53に変わっているようです。
惜しむべきはクランクケースに修理跡があること。ただ、非常に強固に修理されており、修理後5年以上の走行実績があるので問題はないでしょう。
打ち替えなしの純正刻印です。
マッチングナンバーも確認できます。
現状、細かくチェックはしておりませんが、キャブの清掃・セッティングで乗れるのではないかと思います。(あくまでも現状販売ですので実際の乗り出しはしかるべき所で整備してからお乗りください。)
いかがでしょうか。現在、店舗移転準備中につき現状販売となりますが、Kモデルの修理ができるお店は少ないので、お時間いただければオーバーホールも承ります。
個人的にはしばらく乗ってからでも良いのではないかと思います。
1954 KH Model-K 販売価格
現状販売プラン販売価格(税込み)¥4,000,000 -
フルオーバーホールプラン販売価格(税込み)¥6,000,000 -
各種ローン取り扱っております。銀行ローン用へのお見積りも可能です。
車両問い合わせ
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現状販売の場合、プラス20万円にて予備検査渡し可能です。