【レストアスクール】ハマるソレノイドと空回り
1974 XLH レストアスクール S様3日目
前回、ソレノイドとスターターモーターのオーバーホールが終わり、車体に組んだところで配線が焼けていることが判明しました。
この車体、配線が全部黒色で非常に分かりづらい。しかも、セルスターターボタンは死んでいて、ダイレクトソレノイド的なボタンが付いています。
配線はオーバーホール時にやり直すとして、取り急ぎ、車検用にエンジンが掛かるように仮の配線を作っていきます。
今日こそはエンジンを掛けたい!


仮の配線を作ったところでエンジン始動を試みると、ソレノイドのギヤ動作音がするがスターターモーターが回らない。???なんで???
前回の動画の通り、単体動作確認では問題なく回っていたのに・・・
ソレノイドのバッテリーターミナルとスターターモーターターミナルを直結するとスターターモーターだけ回った。バッテリーターミナルとスターターボタンターミナルを直結するとソレノイドのギヤだけ動作する。???
本来は、極簡単に言うと、スターターボタンを押すと、スターターボタンターミナルに電圧が掛かり、プランジャーが引っ張られ、バッテリーターミナルとスターターモーターターミナルが繋がり、セルモーターに大電流が流れてセルが回り、且つ、ギヤが噛み合ってエンジンが掛かるという仕組み。
試しに、ダイレクトボタンを押してスターターボタンターミナルに電圧を掛け、ソレノイドのギヤが噛み合ったあと、バッテリーターミナルとスターターモーターターミナルを直結すると、両方動作した。なにがおかしい???
原因解明はあとにして、とりあえず、エンジンだけ始動させようとしたところ、初爆すらない・・・
「良い燃料、良い圧縮、良い火花」
圧縮はあり、プラグから火も飛んでいる。ということは燃料。キャブですな・・・
ということでキャブをオーバーホール。



オーバーホールしたキャブを取り付けます。

イレギュラーではありますが上記の方法でエンジンを掛けます。
掛かりました!!マフラーが取れましたが(笑)
とりあえず掛かって一安心ですが、ソレノイドにハマってます。自分の勉強不足ですみませんm(_ _)m
レストアスクールI様 1950FL 12日目
本日はミッションの分解を進めていきます。ミッション固定の治具が微妙に合わないのでリュータで削って合わせます。

治具に固定し、余計なギヤを外します。

ガスケットを剥がし、シフターフォークのロッドを固定しているネジを外します。予想はしてましたが簡単にロッドが抜けそうにありません。

さらに問題が・・・
カウンターシャフトのナットが空回りして取れる気配がありません。供回りではなく完全な空回りです。インパクトでもだめ。温めてもだめ。
カウンターシャフト側も叩かれたあとがあったりで使えそうにありませんでしたので、なっとをリュータで粉砕して、ようやく取れました。

今日はリュータの日でしたね。はじめて使ったそうですが、使い方もだいぶうまくなりました!
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