【レストアスクール】ミッション分解と厄介なコーティング
レストアスクールI様 1950FL 14日目
本日はミッション分解と計測を進めていきます。
まずはケースを温めてシフターフォークロッドを抜きます。ショベルのものは反対から叩いて抜けますが、パンヘッドのものは反対側から叩けない構造なので、なかなか抜けず苦労しました。


プレート等を外してカウンターシャフトから抜いていきます。




続いてメインシャフト側を抜きますが、3rdギヤのところにリテーニングリングがありますので取り外します。クリップ類の取り外しも早くなりましたね!


メインシャフトのオイルシールを外します。

再度、ケースをあたためて軽く叩くと外れます。

キレイに清掃してクラックがないかチェックしましょう。1箇所修理跡がありましたが灯油で漏れチェックして問題なし!

続いて状態確認と計測に入ります。
長年放置されていたため、オイルに使ってない一部分だけギヤが錆びていました。黒錆化していてそれほど進行していなかったものの、ドッグ部分等に摩耗があれば問答無用に交換なのですが、なんとほぼ新品なんじゃないかという位、摩耗はない状態でした。悩みますね。





メインシャフト、カウンターシャフトは交換。各ブッシュ、ベアリングも交換。ギヤはWPC処理で行ってみようと思います。
1974 XLH レストアスクール S様4日目
前回、エンジンは掛かりましたが、今日は、仮の配線作業とタンクの清掃を進めていきます。
タンク内はサビではなく、コーティングが剥がれている状態でした。鉄類を入れてシャカシャカして剥がせるだけ剥がしていき、ウェットブラストでさらに剥がしていきいます。
とりあえず、大物は剥がせました。車検時は大丈夫ですが、後にケルヒャー等で徹底的に剥がしてみましょう。


本車体は通常のセルボタンが死んでいて、ダイレクトソレノイド的なボタンが付いていました。セルボタンがどうなっているか見てみると配線は来ているのですが、ボタンの付け根が折れていて修復不能な状態でした。


車検時対応の応急処置を進めていきます。本日は用事があるとのことで早上がり。次回で完了させましょう!


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