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バイクの盗難対策

盗難にご用心!

盗難対策のタイトル画像

最近、毎日のようにニュース番組などで旧車の盗難に関するニュースを見かけます。ハーレーに限らず、日本車の旧車などヴィンテージバイクの価値が高騰しているのが原因です。

ご存知でしたか?プロの窃盗団に狙われると、実は100%防ぐことは不可能に近いのです。

そんなわけないと思いましたか?
では、一般的な盗難対策に対する窃盗団の対応を見てみましょう。

ワイヤーロック

  • ボルトクリッパー等で切断する

これは全く意味がありません。秒で切断できるので気休めにもなりません。

U字ロック

  • ジャッキのようなもので結合部を破壊する
  • 大きな油圧式カッターで切断する

16tクラスの油圧式カッターが普通に買えますからイチコロです。

チェーンロック

  • 大きな油圧式カッターで切断する
  • 大きな油圧式スプレッターで切断する
  • サンダー等で切断する

16tクラスの油圧式カッターが普通に買えますから通常のチェーンロックはイチコロです。

キタコや、かてーな等の専用のバカみたいに重厚なものが有効ですが、中には50tを超える切断力のある持ち運べる工具もありますから万全ではありません。

また、いくら頑丈なチェーンでもホイールに着けてはダメですよ。前輪はもとより後輪でも数分で外せます。
またチェーンを掛ける側を切断することもあります。

防犯カメラ

  • 下見で位置を把握する
  • 目出し帽をかぶる
  • 傘をさして隠れる
  • 棒などでカメラの向きを変える
  • Wi-fiジャマーでネットワークを遮断する
  • 電源ケーブルを切る

ガキの盗難や、いたずらなどは十分に効果があると思います。ただ、プロの窃盗団には対策されてしまうのです。
どこにあるか分からない有線のカメラは有効だと思います。

アラーム

  • 液体窒素などの急速冷凍で壊す
  • 台風の日など、わざと何度もアラームを鳴らせて誤作動と思わせて所有者に解除させる
  • 所有者の行動パターンを読まれ、不在時に業者の作業と思わせる

以外と盲点ですよね。アラームが何度も鳴ると近所迷惑になるので解除してしまう気持ちも分かります。
隣家で業者の格好をしている方が堂々と作業していたら、依頼したものだろうと思いますよね。

GPS発信機

  • GPSジャマーで無効化する
  • しばらく、山奥やヤードなどで放置して様子を見る

今では一般的になったGPS発信機。AppleのAirTagやココセコム、バイク盗難対策専用品など、様々な商品があります。
しかし、GPSジャマーなるGPSの電波を無効化するものもあるのでイタチごっことなってます。

柵や車でガード

クレーン付きトラック等で来て、バイクを宙吊りにして運んでしまう手口があるようです。

車はジャッキで上げてタイヤ下にコロなどを置くと以外と簡単に動かせてしまうのです。

ガレージ

  • 超小型カメラで隙間から覗く
  • 鍵を壊す
  • シャッターを壊す

実は盲点なのですが、ガレージって侵入されてしまうと逆に外から見えないので窃盗団は安心して作業できてしまうそうです。

バイクカバー

  • カッター等で切ってしまう
  • めくって確認する

実は1番有効かもしれません。後述します。

地球ロック

1番効果が高いと思われる対策です。ただし、留め具やチェーンロック等の材質にはこだわってください。直径の小さい鉄やパイプなどは簡単に切断できてしまうので意味がありません。

適切な材質を用いた地球ロックは1番効果が高いとはいえ、時間を掛ければ切断は必ずできてしまいます。

強盗

中には危険な奴らもいて、所有者が家にいてもドアをひとりが押さえ、残りの数人で強引に運んでしまう手口もあるようです。通報しても警察やセコムなどが来るのに10分以上掛かる場合があります。

その他、単独ツーリング等で乗っているバイクを車等で停めさせ、携帯とともにバイクを強引に奪う輩もいるようです。

じゃあ、どうすればいいの?

窃盗団が嫌がること、それは、時間が掛かることと、音や光で注意を引いてしまうことです。
時間が掛かれば人や警察などが来るリスクが高くなるからです。

したがって、複数種類の盗難対策を複数することが大切です。

バイク乗るときに解除が面倒ですよね。非常によく分かります。でも、窃盗団もうんざりするので、もっと手軽に盗める方に行きます。

そして、なにより、1番の盗難対策は、窃盗団に見つからないことです。
バイクがあることを知られなければ窃盗団は来ないのです。この当たり前でしょと突っ込まれそうなことが実は大切なのです。

窃盗団が直接下見をしていることも、もちろんありますが、新聞配達、郵便配達、宅配便、廃品回収、ガスの点検、水道の点検、訪問販売のセールスマンなどの人から、直接悪意はなくても、あそこにハーレーあるよと情報が漏れる可能性だってあるのです。

バイクカバーが有効なのはこの点です。ガレージの中に置く時もバイクカバーをしておけば覗かれても安心です。

また、バイクで家に帰るとき、いつも同じルートを利用しない、少し近くで後をつけている人や車がいないかを確認してから帰る、などの対策も非常に有効です。
日本一盗まれやすいCBX400Fに乗っている人などが実践しているそうです。

いかがでしたでしょうか。大げさに思われるかもしれませんが、バイクの窃盗というのは1000万するバイクでも、1万円の自転車の盗難と罪は同じです。犯罪者からするとローリスク、ハイリターンとなりオイシイのです。
自衛するしかありません。大事なバイクをぜひ守ってください。

最終更新日時:

Author:エージェントY

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