一見さんお断り!?修理待ち1年!?
最近、ヴィンテージバイクを修理してもらえない、修理に1年待ち、下手すると2〜3年待ちなんていうことを聞きます。
理由としては以下が挙げられます。
- コロナ禍でのバイク需要の増加
- ヴィンテージバイクブーム
- 職人の高齢化などによるメカニック・職人不足
- 内燃機屋の淘汰
- 儲からない
1番大きなところでは、単純に需要に対して供給が追いつかないということになります。
コロナ禍で、バイク、特にヴィンテージバイクの需要が大きく増加しました。値段もウナギ登りとなっていますが、それでも、まだまだ売れています。
そうなると、必然的にバイク屋さんは忙しくなるわけですね。
そしてこれも大きな理由のひとつですが、実は、
バイクの修理って儲からないのです。
とくにヴィンテージバイクの修理というのは大変で、部品はでないし、同じ箇所でも個体によって千差万別。
単純にオイルタンクの脱着だとしても、フィッティングが無理やり付けられていて、外したらオイル漏れするようになってしまったから調整しなければならない等の事態が発生します。これをいちいち請求できるか、というと難しいこともあります。
また、一言でキャブセッティングといっても個体差が大きく、乗っては調整し、を繰り返します。どこまでを許容範囲とするかはショップによって違いますが、結構な時間が掛かるわけです。掛かった時間を全て請求できるかというと、これもまた難しいわけです。
もうひとつ例を上げると、乗り手の問題だったということもあります。
プラグがかぶるという症状で入庫したので、乗って確かめて見ると、まったくかぶらない。問題ないですよ、とお返しすると、やはりかぶるということで再入庫。後ろに乗ってお客様の運転を確かめると、全然回さない。これじゃあ、かぶりますよ、ということで、バイクに合わせた乗り方をご案内(この場合は無料だったりする)したり、乗り手に合わせてキャブセッティング(こうしないとお金とれないのでこうする場合もある)したり、ということもあるようです。
そうなると、勝手知ったる自分の所で売ったバイクや、常連さんのバイクしか修理しなくなっていくのです。
こういった事情がありますので、いくら安く買ってもいつまでも乗れない事態や、無理やり乗って余計壊してしまう等の事態が発生するので、やはりヴィンテージハーレー初心者の方は、ヴィンテージハーレー専門ショップで購入することをオススメします。
ナイトメアモーターサイクルでは、ヴィンテージハーレー、ヴィンテージトライアンフの各種修理、オーバーホールを承っております。詳細はこちらを御覧ください。