46ナックル OH#1 プロジェクト開始!
46ナックルヘッド FL オーバーホールプロジェクト開始です!
この車体は、Vintage motorcycle study に入学して自分でオーバーホールする前提で、とあるショップ様より譲っていただいた車体です。
フレーム、エンジン、スプリンガーフォークが純正で、他は社外品ということで、純正パーツを集めていくか、思い切ってチョッパーに仕上げるか悩みどころ。
夢は膨らみますが、まずはオーバーホールです。
オーバーホール前のメカノイズの様子
エンジンは実働の車体でした。ショップの方にメカノイズが気になるのでオーバーホールしてから乗った方が良いですよ、と言われてました。こちらがオーバーホール前のメカノイズの状態です。
さっそく分解開始!!
分解をするときは、面倒でもなるべくたくさんの写真を撮っておくと良いそうです。組みこむ際には忘れているので悩んだときに役立つとのこと。
まずはタンク周りを外していきます。

マフラーやら、リンケージやらエンジン降ろすのに邪魔なものを外していきます。


キャブレターを外していきます。これはリンカートキャブという種類のキャブレターです。



エンジンマウントを外します。クラックがないかチェックします。

インテークマニホールドを外します。固着してたりすることも多いようです。今回はすんなり回ってよかった。

プッシュロッドを外します。状態はぱっと見はよさそうとのこと。


タイマー(デスビ)とリレーも外します。これは当時モノではないですね。12Vです。


シリンダーヘッドを外します。ムーンレンチが便利です。



ピストンはハーレー製のようです。ショベル用かもとのこと。
シリンダーヘッドは純正のようですがインロー(段差みたいなもの)があります。通常、FLにはインローはないのでELをボーリングして1200にしているかもとのこと。あとで計測して確かめます。
アメリカでは昔そのようなカスタムもあったそうです。


シリンダーを外してピストンが出ました!ピストンリングを外してピストンピンを抜き取ります。
硬いのでピストンをヒートガンで温めて膨張させてから抜き取ります。



コンロッドを動画のようにしてガタを確認します。ビッグエンドにはそれなりにガタがある状態だそうです。これがメカノイズの原因かもしれません。
さて、初日はここまで。
話や説明を聞きながらの作業なので進みは遅いですが、メカの経験がなくても指示通りにやれば誰でもオーバーホールができるのです!すごいと思いませんか!
ナイトメアモーターサイクルでは、ヴィンテージハーレー、ヴィンテージトライアンフの各種修理、オーバーホールを承っております。詳細はこちらを御覧ください。