あ行
か行
ガーターフォーク
2本のパイプがアクスルシャフトにかけて1本になっていく形から松葉杖ににていて、別名:松葉フォークとも呼ばれます。
サスペンションと懸架の役割が別れていて、前から見て一般的に1つのスプリング(バネ)がサスペンションの役割を担っています。
懸架部分は上部のシャックルがリンクを支点に前後することで担っています。
Kフレーム
ハーレー社がイギリス車に採用されていたフレームを参考に、2本のダウンチューブを採用し、ハーレー社初となるスイングアーム、油圧式サスペンションを備えたダブルクレードルフレームで、スポーツスターの始祖である1952年のKモデルから採用されたフレームのこと
さ行
スーサイドクラッチ
手でシフト操作、足でクラッチ操作する機構で、車と同じく踏むとクラッチが切れて、離すと自動で戻りクラッチが繋がる。ニュートラルに入れないと常に片足でバイクを支えることになるのでコントロールが難しい。故にスーサイド(自殺)の名称が付いている。
スーサイドチョッパー
フロントブレーキを装備しないチョッパーのこと。1971年式以前のバイクの場合、フロントブレーキなしでも登録可能。名前の通りスーサイド(自殺)的なカスタムである。
スプリンガーフォーク
サスペンションと懸架の役割が別れていて、前から見て一般的に2つのスプリング(バネ)がサスペンションの役割を担っています。
懸架部分はホイールと繋がっているシャックルがリンクを支点に前後することで担っています。
まさにヴィンテージという見た目のカッコよさでオールドスクールなカスタムには欠かせません。
た行
ティロットソン
1967年位から採用されたキャブレターで、フロートボウルを持たず、エンジンの負圧によりダイアフラムを開閉しガソリンを供給する仕組み。見た目はコンパクトでかっこよく希少であるが、始動性が悪く、ガソリン供給に難があるため使用者は非常に少ない。
テレスコピックフォーク
現代のバイクにも採用されているサイズの違う2つのパイプ(インナーチューブとアウターチューブ)を組み合わせて油圧とスプリングで動作するフォークのこと。
スプリンガーやガーターと比べると乗りやすさ・操作性、性能は圧倒的に良いです。
33.4フォークなどかっこいいカスタムも人気です。
な行
NOS
New Old Stockの略。長い間在庫としてストックされていた新品の製品。当時物の新品は旧車乗りにとってお宝です。しかし、NOS詐欺(ただの中古をNOSと偽って売ること)もあるので注意。
は行
ベンディックス
1971年位から採用されたリンカートキャブの後継型。リンカートより口径が大きく、ベンチュリーが短くなった。また加速ポンプが追加され始動性がよくなりレスポンスが向上した。ただし、オーバーフローしやすかったり、カブりやすく、加速ポンプの調整機能を持たないので燃費が非常に悪い。しかし、その荒々しさはファンにはたまらないキャブレターである。
ま行
メカニカルトップ
ナックルヘッドからパンヘッド(1936年から1964年位)まで採用されていた、タンク脇にシフターがある構造。
1速から4速までギヤを変えると、その位置にレバーが留まる仕組みで、4速ミッションのシフターで一番単純な構造のため、見た目も非常に小さい。
ジョッキーシフトにすると、1速と4速ではレバー位置が大きく変わるため、乗りこなすのにかなりの慣れが必要となる。
長らく社外品がなかったため、純正品が非常に高騰していたが、最近は社外品が流通している。
アメリカでは、ジョッキートップ(Jpckey Top)と呼ばれることが多い。
や行
ら行
ラチェットトップ
パンヘッドからショベルヘッド初期(1952年から1979年)まで採用されていた、フットシフト(手でクラッチ操作して足でギアチェンジする)の構造。
工具のラチェットレンチのように一方行の動作方向に制限する機構が搭載され、シフトを入れた時に自動的に戻ってくる仕組みとなり、非常に乗りやすく改善されました。
それでいて、構造がジョッキーシフトに似ていて、極めてシンプルなリンケージを採用しており、磨耗や故障が少ないと定評があります。
また、ジョッキーシフト化やハンドシフト化がとても簡単なので、現在、1番搭載されている方式です。
FL用とFX用ではシフトパターンが逆になりますがシフトドラムをFL用に交換することが可能です。
リジットフレーム
リアのサスペンションのないシンプルな構造のフレーム。衝撃吸収がないので段差等で衝撃が直接伝わりますが、見た目や、その潔さから、色褪せることのないカッコよさがあり、わざとリジット化するカスタムが人気です。
リンカート
リンカートは1930年代からフラットヘッド、ナックルヘッド、パンヘッド、アーリーショベルの時代まで、ハーレー社に純正採用されていたキャブレターです。
もっともベーシックな仕組みで、ハイスピードニードルとロースピードニードルで簡単にセッティングが出せる。
加速ポンプがなく始動時にチョークを効かせるなど始動儀式が必要になる。
一番古いのに今でも部品が一番出やすいというのがすごい。
ロータリートップ
ショベルヘッド後期から初期エボリューション(1979年から1986年)まで採用され、4速ミッションの最終形となった。
「カチッ」とした、しっかりとしたフィーリングに改善されたのですが、ミッションケースやメインドライブギヤなどが大幅に変更され、メカニカルトップ、ラチェットトップと全く互換性がない仕様となってしまいました。また、大型化され、リンク機構も複雑化されています。
そのため、フットシフトで乗る分には問題ありませんが、ハンドシフト化するのは結構な手間が掛かります。
ローリングシャーシ
フレームにサスペンション、フォーク、タイヤが付いて動かせる状態のこと
※シャシー、シャーシは同じ意味
ロッカークラッチ
手でシフト操作、足でクラッチ操作する機構で、クラッチを切った状態で、名前の通り「ロック」できる仕組み。ニュートラルではなくても両足で車体を支えることができる。基本的にかかと側に傾けるとクラッチが切れて、つま先側に傾ける(平行にする)とクラッチがつながる