46ナックル OH#7 バルブガイドホール測定、ミッション分解
7日目、バルブガイドホール測定、ミッション分解を進めていきます。
01バルブガイドホールの測定
抜き取ったバルブガイドの外径と、ヘッド側バルブガイドホールの計測をします。
ヘッド側のバルブガイドホールは4か所ともに変形なく問題なしでした。
リアエキゾーストのバルブガイドは圧入度合いが弱く心配でしたが、単純にガイド外径が少々小さかっただけのようで一安心です。

02トランスミッションの分解
トランスミッションを固定する治具にセットして万力で固定します。

シフターカバーを外してミッションの仕組みについてレクチャーしてもらいました。
簡単に言うと、メインシャフトがクラッチを介してエンジンの動力を伝えて常に回転しています。
シフタードラムが回転することにより、シフターが1速、2速・・・と各ギアを動かします。
そうすると各ギアが入り、カウンターシャフトが回転して各ギアのギア比でメインドライブギアが回転し、連動しているスプロケットが回るという仕組みです。
この仕組みはすごく感動するので、どこかで動画で説明したいと思います。


次にキックの仕組みをレクチャしてもらいました。
キックを蹴ったときのキックギアとキックラチェットギアの連動の仕組みは面白かったです。こちらもどこかで動画で説明したいと思います。
どんどんバラしていきます。




このミッションはミッションケースとギア類はリプロ品で、シフターカバー、シフタードラム、キックカバーは当時物のようです。シフターはサビが酷くてバラすのに苦労しました。


本日はここまで。次回はミッションの各パーツを計測していきます。
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