1968 TRIUMPH T100C
1968年式 TRIUMPH T100C トロフィー500 販売車両のご紹介です。
本車両はイギリス本国では販売されなかったコンペティション(競技用)モデルで、主にアメリカのレース用として販売されたレアモデルです。
トライアンフ社は、バーティカルツイン500ccのエンジンを3機種も持っていました。
1つ目は、エドワード・ターナーが最初に設計した1937年のスピードツイン。こちらはトライアンフの名前を世界に知らしめたエンジンです。
2つ目は、1948年に発表されたアルミエンジンのトロフィーTR5。もとはGPレーサーのエンジンで性能は群を抜いていました。
そして、3つ目が今回ご紹介する1957年に発表されたT100です。
ベースはトロフィーTR5で、そのコンペティションモデルとして、1962年にタイガー100コンペティション・トロフィー(T100S/C)が発表されました。その後、1966年にモデルコードがT100Cとなり、1968年にモデル名がトロフィー500に変更されて、1972年まで製造されました。
10年間の製造期間の間にいくつかの機能変更がありましたが、1966年に導入された片出し2本式のエキゾーストパイプが特徴的な変更となりました。
美しいフォルムだと思いませんか?
こちらはフロントフェンダーを仮付けした状態です。ブロックタイヤのハイトが高く、取り付けには加工が必要です。
T100の何が良いかというと、兄貴分のTR6やT110、T120ボンネよりも車体が一回り小さく、ホイールベースが1360mmと短いのです。そのため、機敏・軽快で乗っていて非常に楽しいです。
また、プルバック型のライザーが付いており、ハンドルが手前に来てライディングポジションが楽なのも非常に良いです。
エンジンもコンペティションモデルということで、レスポンスもよく、非常によく回ります。排気音が甲高く気持ちが良いです。
白煙も異音もなく、調子良い状態です。
ヘッドライトはLUCAS製。作りがカッコいいですね。
キャブレターはAMALのコンセントリック。オーバーホール済みです。
マフラーやサイレンサーはヤレてて個人的には好きなのですが、再メッキでピカピカにするのも良いですね。
メーターは純正SMITH製。メーターワイヤーが切れていて動作確認できていません。
クラッチは張り付きがあったので研磨・清掃しました。
エンジン、フレーム、年式マッチングです。
出品にあたり以下の作業を行いました。
- キャブレターオーバーホール
- プラグ交換
- 前後タイヤ交換
- タンク錆取り(取り切れてないのでもう1回やったほうがよいかもしれません)
- フューエルコック左右交換
- クラッチ研磨・清掃
確認は私有地での簡単な試走行のみとなります。店舗移転準備につき現状販売のみとなりますので、ご自身やお付き合いのあるお店にて整備の上、お乗りください。
1968 TRIUMPH T100C 販売価格
SOLD
お買い上げありがとうございました!
車両問い合わせ
本車両についてのお問い合わせは、LINE、Instagram、フォームにて承っております。
ご来店、商談をご希望の方は、事前にお問い合わせと、ご来店の予約をお願いいたします。